一般投資家 investing public 2005 3 12

 かつて、株式市場では、株を、
100株や1000株という最小単位で売買する投資家は、
「ゴミ投資家」と呼ばれていました。
 「かつて」と言いましたが、
そういう呼び名は、数年前までありました。
 私は、これを、株式市場の悪習だと嘆いていましたが、
最近は、個人投資家の活躍で、
やっと、小口の投資家にも、光がさしてきたように思えます。
 こんな小さな投資家でも、
100人、あるいは1000人集まれば、大きな力となります。
 いつか、「小口投資家連合」、
あるいは「小口投資家組合」というものができるように期待しています。
 消費者団体が、「小口投資家連合」に、くら替えしてもよいでしょう。
「消費者と共に成長する企業」や「消費者と対話をする企業」があってもよいと思います。
目指すものは、「国民投資家」の誕生です。

売買単位 2005 3 7
 日本人は、ギャンブル好きと言われます。
パチンコ、競馬、宝くじ。
 人によっては、株式投資すらギャンブルだと言います。
しかし、百歩譲って、 株式投資がギャンブルだとしても、
上記のギャンブルに比べれば、株式投資は、はるかに効率のよいギャンブルと言えます。
 パチンコや競馬で勝てる人は、かなり少ないと言えるでしょう。
ほとんどの人が、時々、勝てるというレベルです。
ましてや、宝くじは、当たる確率が、かなり低いと言えるでしょう。
 にもかかわらず、パチンコ、競馬、宝くじは、人気があり、
売上高も、非常に大きいのです。
 投資効率から考えれば、株式投資の方が、はるかに効率が高いのに、
人気の点では、株式投資は、はるかに劣ります。
 この原因は、何か。
それは、おそらく、売買単位にあると思います。
 パチンコ、競馬、宝くじは、100円から投資ができます。
しかし、株式投資には、売買単位という制度があって、
1株では売ってくれないのです。
たいてい、100株か1000株単位で、売買されます。
 たとえば、日本の代表的な企業であるトヨタ自動車は、
株価が4000円ぐらいで、売買単位が100株単位です。
だから、最低でも、40万円かかります。
 これでは、庶民感覚からすれば、
「そんな大金を出すわけにはいかない」と考えるでしょう。
だから、人気の点では、株式投資は、マイナーな存在です。
庶民感覚からすれば、10万円を超えれば、抵抗感が大きくなります。
 そういうわけで、売買単位を引き下げるか、撤廃するか。
あるいは、株式分割をするか。
何らかの対策を考えるべきです。
 いずれにせよ、もっと小さな金額で売買できるようにしなければ、
株式投資が、大衆受けすることはないでしょう。
 私の推定ですが、トヨタ自動車の株が、1株から売ってくれるならば、
かなり多くの日本人が、トヨタ自動車の株を買うと思います。



















































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